1. |
知人[New Mix]
03:01
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見かけた君をどこかで
名前と声を知ってる
だけどそれ以外は
あまり知らない
好きな場所や食べ物
趣味は特に聞かない
きっとそのままでいい
君も僕を知らない
通り過ぎたバスは君を乗せて走る
いつか疎遠になる君を乗せて
土砂降り傘を忘れて
ぼうっと雨を見ていた
君は傘を差して
外へ歩いていった
降り止まない雨は君の肩に落ちる
いつか忘れていくその輪郭にとけてしまう
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2. |
アンテナ[New Mix]
03:28
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空とアンテナ 部屋から見えてた
飛行機はどこへ行くのだろう
明日は雨になりそうだから
傘を出したら少し壊れていた
帰り道あの子はひとり
すれ違う未来の香りを振り払いたくて
そっと眺めていた
煙草の煙が行く先を
アナログテレビの砂嵐から
見えてしまうのは今日の終わり
少しだけ先の未来の都市には
アンテナさえ無いかもしれないと
ふと思った
帰り道あの子はひとり
すれ違う未来の香りを振り払いたくて
そっと眺めていた
煙草の煙が行く先を
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3. |
知らない道[New Mix]
02:38
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建物に囲まれている道を歩く
陽射しは歩道を少しだけ照らしている
昼過ぎの晴れた空 心地いい風で
揺れる木漏れ日ぶれていく視線
何もないその先にぼんやりと浮かぶ
言葉 微かな思い 手のひらふれる
名前のない道を行く静けさはさりげなく
頬をかすめて影は遠く伸びていく
あてのない行き先にほんのりと香る
ここがどこだろうと変わらずに過ぎる
日々と夜の匂い
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4. |
五月[New Mix]
03:32
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晴れた日の午後思い出す
五月の初めに見た景色
芝生の上風がとおる
指先が熱をおびて
空気の匂い涙みたいに
微かに響く呼吸 空の色は
少しずつ深く染まる
音は近くに耳の近くにある
あけた連休 梅雨になって
窓の外は灰色
道路の音 雨の気配
髪の毛の先絡まって
空気の匂い涙みたいに
微かに響く呼吸 空の色は
少しずつ深く染まる
音は近くに耳の近くにある
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